成人になってから始める矯正治療
小学生~中学生時代に友人が矯正を行っていたのを見て、
大人になってから矯正は遅いのでは?
と考えている方も多いのではないでしょうか。
そのため矯正は子どもの頃にする治療と考えている方も多いのですが、
大人になってから始めることができます。
また大人の矯正は、いつでも始めることが可能です。
今回は成人の歯列矯正について解説します。
成人矯正は年齢制限がなくいつでも始められる
成人矯正はいつでも始められます。子どもの場合は顎の成長過程に合わせて治療を行いますが、成人は成長が完了しているため、年齢に関係なくいつでも治療を始められます。なかには60代から歯列矯正を始める方もいます。
成人矯正の治療期間は1年半~2年半を要することから、成人矯正は「いつまでに矯正を終えたいか」を考えると良いでしょう。成人矯正は計画的に治療を進めることが大切です。
成人矯正の種類
矯正治療となると「金属の装置を使って矯正をする」というイメージがありますが、矯正装置も日々進歩しており、近年では目立たずに歯列矯正を行うことができます。
矯正治療方法の選択は、症例、通院回数、費用、目立たずに矯正を希望するかなど、歯科医師とよく相談をしてから始めることをおすすめします。
成人矯正で使用される装置の種類を紹介します。
<<ワイヤー矯正>>
よく矯正治療のイメージとなる、矯正装置です。歯の表面に金属製のブラケットを装着し、ワイヤーを通して歯列の改善をする矯正方法です。
また白いワイヤーや審美ブラケットと呼ばれる、セラミック製やプラスチック製の白いブラケットを装着して、目立ちにくく矯正を行う装置を用意している歯科医院もあります。それらは通常のワイヤー矯正よりも費用は高くなりますが、成人矯正では審美ブラケットを選択される方も多いです。
<<裏側矯正>>
歯の裏側にブラケットを装着して行う矯正方法です。矯正器具が見えないことから、目立たずに歯列矯正を行えます。接客業の方や、営業の方におすすめです。
裏側矯正は表側矯正よりも、歯ブラシが届きにくく、むし歯のリスクが高くなるため、日頃よりも丁寧な歯磨きが大切です。また、表側矯正よりも治療期間が長くなる傾向にあります。
<<マウスピース矯正>>
自身の歯並びに合わせて制作された、マウスピースを装着して、歯を動かす矯正方法です。目立たずに歯並びを整えたい方におすすめな治療方法です。
しかしマウスピース矯正はすべての症例に対応しているわけではありません。歯を抜いて歯を並べる必要があるケースでは対応できない場合があります。
マウスピース矯正を検討するときは必ずワイヤー矯正との比較をし、歯科医師とよく相談のうえ選択しましょう。
【まとめ】
大人になってからの矯正はいつからでも始めることができます。
歯並びがいい状態は歯ブラシが届きやすいため、むし歯や歯周病のリスクが軽減され、かみ合わせの改善がされることで、歯にかかる負担を和らげることができます。そのため矯正を始める時期が早ければ早い程、健康状態のいい歯並びで長い期間過ごせます。
矯正を検討される方は、ぜひ歯科医院で相談をし、納得したうえで始めましょう!!
浦和駅 東口北口 徒歩1分
医療法人社団 幸誠会 たぼ歯科医院 理事長 多保 学