下顎インプラント埋入手術(5本)
術前の状態、治療計画
患者 50代 女性
主訴 紹介医よりインプラントの可能かどうかのセカンドオピニオンにて紹介をうけ来院
診査診断 歯周病により全顎インプラント治療を行う上で歯牙の保存が不可能と診断
治療計画 まず第一段階として、残存歯牙の抜歯を行い骨の状態をフラットにしその後、2週間の軟組織の治癒を待ちインプラントを5本埋入する計画を立てた。
第1段階 残存歯、抜歯術、骨形成術(Alveoplasty) 第2段階 インプラント埋入手術
第1段階としてまず治療計画上、保存不可能な歯の抜歯を行いAlveoplasty(骨形成術)を行った。
なぜ抜歯後に骨形成術を行うかというと、歯周病により溶かせれた骨の状態だと抜歯をしたあと、骨の状態はガタガタです。
ここにインプラントを入れるとガタガタな土地にインプラントという杭を打つ事になります。ですので骨の状態をフラットにしてインプラントを入れる方が術後綺麗に治りますし、メンテナンスに入った時に患者さんがメンテナンスし易い治療ができます。
第二段階 インプラント埋入手術
軟組織の治癒後、インプラントを5本埋入を行った。
初期固定は良好で今回は補綴パーツの多いストローマンインプラントを使用した。
第3段階 最終補綴
第3段階 最終補綴
上あごは総義歯、下顎はインプラントによる固定性の補綴物を作成した。
これにより患者はインプラントを取り外すことはできないが、メンテナンス時には専門医ならびに衛生士がインプラント補綴物を外しメンテナンスを行う事ができる。
下顎の総義歯で苦労されている患者さんは数多くいらっしゃいます。しかし、固定性のインプラントをいれることできちんと咬める喜びがもう一度味わえます。
治療期間 1年程度
治療費 義歯 33万円
インプラント埋入5本 130万円
上部構造(ポンティック7本) 84万円
下顎の入れ歯の具合が悪い方や入れ歯では咬みにくいという方、他院にてインプラント治療が不可能と言われた方、セカンドオピニオンを当院では受け付けておりますので気軽にご相談下さい。
浦和駅徒歩1分 医療法人社団幸誠会 たぼ歯科医院 理事長
歯周病学会専門医,アメリカインプラント学会専門医
多保学